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皆様、あけましておめでとうございます。今年は3年ぶりに日本で年越ししました!渋谷の居酒屋でみんなで`飲んだり喋ってる間に2016年を迎えていて、カウントダウンしそこないました。笑

さて、毎年のように、今年もずっとよりよく生きるには、ということをばかり考えて、悩んで、苦闘してばかりいた一年だった。ついに30才になった。ほんといい30年だった。
大きな変化がいくつかあったが、一番大きなものは、やはりシンガポールに住み始めたことだろう。

かつて40カ国旅をしたし、2か月間海外で生活することも何度か経験した。しかし帰る場所がある旅と、そこに住むということは全く違うのだということを実感した。年末年始に日本帰った時のほっとした感覚とかが異常で、成田空港でて寒い外気に触れた瞬間に気持ち良すぎて泣けてきたりして自分で引いた。

毎日苦しんだり悩んだりしてます。それは言葉の壁だったり、文化の違いだったり、ふつうに人恋しさだったりw。

でもリクルートのときとか、そのあとのベンチャーとかも辛いことしんどいこといっぱいあったし、で乗り越えた経験も、その気持ちよさも知ってるし、余裕だろ俺、もっと頑張れよと、自分をいきりたててただ前に進もうと、頑張ってます。

まあちょっと人恋しさだけはダメですね。日本で友人やらとかに会っちゃうとダメです。みんなのことが大好きなんだよなと。でも、なまじみんなと遊ぶことできないから、自分を高めることに集中できるのはいい環境だと思ってやってますが。

そんな中、今年私がもっとも愛した映画たち10本。好きだった順。

1.『ハッピーアワー』(濱口竜介、日本)
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2.『岸辺の旅』(黒沢清、日本)
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3.『山河ノスタルジア』(ジャ・ジャンク―、中国)
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4.『Right Now,Wrong Then/ 今は正しくあの時は間違い』 (ホン・サンス、韓国)
RightNowWrongThen

5.『THE COCKPIT』(三宅唱、日本)
cockpit

6.『Mommy/マミー』(グサヴィエ・ドラン、カナダ)
mommy

7.『The Martian/オデッセイ』(リドリー・スコット、アメリカ)
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8.『夏をゆく人々』(アリーチェ・ロルヴァルケル、イタリア)
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9.『二重生活』(ロウ・イエ、中国)
nijuu

10.『シェフ 3ツ星フードトラック始めました』(ジョン・ファブロー、アメリカ)
CHEF

今年観た映画は全部で75本。ほぼ映画館。月別にみると、海外転勤が決まってからの、2か月間、9月~10月がほぼ壊滅的に見ていないので、その期間もペース崩さなければ、今年も100本くらいいけたかなという印象。

2015年観た映画全星取りはこちら

なお、『はじまりのうた』は今年だけで4回観た(毎週1回は映画館に行っていた。笑)が、初回を昨年に観ており、昨年のベスト10の1位にいれているので、今年のランキングからは除外している。また、観ていれば間違いなくベスト10入りするであろう、アルノー・デプレシャンの新作『あの頃エッフェル塔の下で』は年末年始日本に帰国したときに観たかったのだが、予定が調整できず未見。評判の良さそうな『恋人たち』(橋口亮輔)も未見。

1位は『ハッピーアワー』
私はどうやら、2006年からブログを始めたようで、つまり映画ベスト10を作りはじめて、丁度10年が経ったが、1位について一切迷わず、この映画しかありえないと言い切れることは初めて。『ハッピーアワー』以外ありえない。5時間見続けて、ずっと見ていたいと思えるなんて、私のこれまでの映画体験と地続きでないような、もう別次元の映画。

年末に日本に帰った際に、代官山のクラフトビール屋で早い時間から友人と飲んでて、もうハッピーアワーの話をしているときのあの幸福感といったら。二人とも思い出して嬉し涙を目に浮かべるという気持ち悪い場ですわ。まだ見てない人はぜひ、てかこの映画見ずにベストとか言ってんじゃねえよ!余計なお世話だけど。

以前書いた感想はこちら

2位は黒沢清の新作。
この映画を見たときに、ちょうど死についてや、結婚とは、なんてことを考えていたので、とてつもなくアクチュアリティを感じた。全シーンを自分の人生に置き換えて見ていた。望んでという意味ではなく、人はどこかのタイミングで突然死ぬ可能性を持つ。映画の中の暴力夫のように、風邪をこじらせるかもしれない、天災にたまたま当たるかもしれない。

僕は、飛行機に乗るたびに、ああそうか今回だったかと思う。その度に私は、今だったら綺麗に死ぬことはできるだろうか、と思う。一度も、うんと言えたことはない。いま死んで後悔とかそういう話でなく後味の問題。

映画を見ながら、そうか死ぬこととと人を愛することは表裏なのか、死ぬための準備として愛するのか、と一瞬考えも過ったが、ちょっとまだ結論出すには早そうだ。

3位-6位はほぼ同列で、ただアジア映画をすべて5位までを埋め尽くすという偉業を達成したく、この順位。昨年のランキングが10本中アメリカ映画9本だったのに対して今年と言ったら!濱口竜介、三宅唱、黒沢清、ホン・サンス、ジャ・ジャンクーの新作が同じ年に観れるなんて幸せなことあっていいのかしら!

『山河ノスタルジア』はジャ・ジャンクーの最高傑作でしょう。ホウ・シャオシェンの『百年恋歌』のスーチーじゃなくて、チャオ・タオ版みたいな。でもやっぱこうゆう三部作だと、最後の近未来的なやつが好きなんだよなー。実の親父と言語の壁で会話できない息子の姿に号泣。

ホン・サンスの新作は究極のアイドル映画。ずっとキム・ミニちゃんの一挙一動にドキドキしつづけた。どタイプです!!ホン・サンス映画は毎回同じように繰り返しのシーンばっかりで始めてみたときこそ新鮮だったけど、なんなんだろうね。笑  その作家主義、成り立つと思ってんの、とか思っちゃうけど、なんでか好きなんだなー、ホン・サンス。理由は自分でももはやわかりません。

2015を代表する映画が『ハッピーアワー』なら音楽はOMSB!三宅唱とOMSBの共演はもう僕らにとってこの上ない喜びといえるのではないか。とにかく楽しいときでも、つらいときでも、Think Good!と自分に言い聞かせつづけた。

だんだん感想が雑になっていくけど、『Mommy/マミー』は誰が何と言おうと私は大好きです。たぶん去年一番泣いた映画。『オデッセイ』、リドリー・スコット、汚名返上とは別に思わないけど。マット・デイモンが最高なのよね。超勇気と元気もらった。オデッセイの感想はこちら。

『夏をゆく人々』ただただ美しかった。『ミツバチのささやき』現代版のような素晴らしい映画(あ、それ、家族で蜂蜜売ってるから思ったのか・・でもそんな感じ)『二重生活』、よくこんな映画作った。二つの家庭とか恐怖ですよ、すげえわ。『シェフ』はこんな映画全員好きでしょう!おなかすいてくるけど。

入れようか最後まで迷った次点群
『私たちのハァハァ』(松居大悟、日本)
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中学生とか高校生がストラグルする、それだけで映画って素晴らしいよね、という信条があって毎年一本は入るのだけど、今年はこれかな。ぎり11位。ああ泣いた泣いた。他の観客はクリープハイプ好きの女子高生とかばかりだったけど。

『CAROL/キャロル』(トッド・へインズ、アメリカ・イギリス)
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主演女優賞はこの映画のケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの2人に!ルーニー・マーラの顔は世界で一番好きな顔のひとり。

『The End Of The Tour』(ジェームス・ボンソルト、アメリカ)
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地味すぎて日本公開はされなそうだけど、次に大いに期待したい監督。ジェシー・アイゼンバーグの居心地の悪さが最高。次回作がエマ・ワトソン主演で決まっているそうなので、とても楽しみにしたい。

中学生のとき、初めてスピルバーグの映画を見てから、僕の生活は映画とともに。May the Movie be with me.今年も生活と映画を楽しんでいきたいと思います。ではまた!

2015年観た映画全星取りはこちら

昨年までのベスト

2014年映画ベスト
2013年映画ベスト
2012年映画ベスト

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