田中大地のwebサイト

タイトルは見た順に並べた。僕に感じたものを文章にする無限の才能と十分な時間があれば、掲題の4つの映画について個別に記事をこしらえるのだろうが、
残念だからどちらもない(特に才能の無さには驚くほどだ!)ので、まるっとぬるっと1つの記事を更新する。
金曜夜、仕事からの帰宅が深夜1時。相方がつくってくれた混ぜご飯と白ワインを飲みながらブログを更新するまさに花金。

というわけで、酔っ払っている中で4つの映画について。好きな順で言うと、
1位『ローラーガールズ・ダイアリー』(ドリュー・バリモア)
2位『ヤング≒アダルト』(ジョナサン・ライトマン)
3位『おとなのけんか』(ロマン・ポランスキー)
4位『永遠の僕たち』(ガス・ヴァン・サント)

1位、2位は甲乙つけがたし。この2作品を映画館で見ていなかった自分を呪いたいくらい。僅差で3位。
結構離れて4位。世間的評判はいいが残念ながら僕はのれなかった。
酔っ払いながら縦横無尽に語り尽くします!

 

■『ローラーガールズ・ダイアリー』(ドリュー・バリモア)

「彼女が出ればその映画は間違いなく面白い。」

そんな言葉が映画好きの間で納得感を持って語られるほど、元祖あげまんのドリューだが、出ても最強、撮っても最強ということを本作で証明した。

そんなドリューと、次のドリュー・バリモアを狙え!エレン・ペイジ(言わずもがな超絶傑作『JUNO』の主演!ああもっと映画出て!)が組めば、どう転んだって普通の映画に終わるわけがない。

ただでさえこんな青春ムービーに弱い僕だが、その中でも格別。
たとえば、各チームが集まって、お菓子や食べ物をぶつけ合うシーンの充実度は一体なんなのか。
それがスクリーンの先で行われているにもかかわらず、ああどうして自分がその場にいないのか、と感情を湧きあがらせる。
僕も、私も、「ローラーゲームやりたい!」と見終わった瞬間誰もが思ってしまうだろう、青春ムービーのお手本のような傑作。

支えるはドリュー・バリモアの映画作家としての才能。ローラーゲームのシーンの演出に酔いしれろ。
凡庸な映画監督には撮りえない、あれだけの登場人物がいながら、ひとりひとりがどう動き、どんなアクションが行われているのか、すべてを映像でわからせる演出力にただただ感嘆するばかりだ!ホイップ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■『ヤング≒アダルト』(ジョナサン・ライトマン)

エレン・ペイジといえば大傑作『JUNO』、ジュノといえば、ジョナサン・ライトマン。
先日の『Playback』あと飲みで、『ヤング≒アダルト』が今年ベストという声もちらほらあがる作品だが、これも未見。DVDにて。
冒頭からああこれこそ映画だよねというような粋な演出で、ああ、この感動『ロストイン・トランスレーション』以来!とついぞ叫んでしまいたくなる衝動にかられる。

とかく音の使い方が素晴らしい。
序盤、ほとんどサイレント映画と勘違いするような、音の使わなさ!男の名前が書かれたカセットテープが再生されるまでの15分間、音の記憶が一切ないくらいだ。
当然、物語の中盤のライブシーン(ああ、こんなつまらなそうなライブは初めてだ!最高に監督の悪意に満ちている。後のパーティーも反吐が出る!)
このシーンのために、音を異常なまでに使用したがらない演出だったのね!とまたジョナサン・ライトマンに惚れてしまうわけです僕たちは。最高!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■『おとなのけんか』(ロマン・ポランスキー)

もと演劇、ということで、そうだよねーというのがありありと伝わってくる。非常にシニカルな笑いに満ちた傑作だと思います。
この狭い空間だけで、ようやりました、とつい言ってあげたくなるようなそんな感じ。
ポランスキーの映画なんてほとんど好きじゃなかったけど、前作の『ゴーストライター』と本作、2本続けて魅せつけてくれる。
しかも全く違うやり方で。

見終わった後は是非この素晴らしい評を。なるほどね、とつぶやかざるをえん文章だ。
http://www.nobodymag.com/journal/archives/2012/0316_2330.php

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■『永遠の僕たち』(ガス・ヴァン・サント)
つまらなかった。
思い返せばガス・ヴァン・サントって『エレファント』以外一本も好きな映画なんてないことに気がついた。(『ミルク』は未見)
しかし、好きな映画監督のひとりだ、なんて思わせる力があるのが凄い。こわい。
唯一、よかったのは、主演のミア・ワシコウスカが僕の昔好きだった後輩に似ていることくらいだった。かわいかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■あわせて最近読んだ本。
阿部和重の『クエーサーと13番目の柱』『無情の世界』どちらもとても面白く読んだ。1時間くらいで読み終わった気がする。
そして佐々木敦がかつて出した映画批評集に、感涙にむせびなく日々だ。蓮實と同等、もしくはそれ以上に心を熱くさせる映画批評集がこの世にあったなんて。佐々木敦見直した。それについては酔っ払ってないときにちゃんと書く。

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