RE:LIFE 生活を取り戻す

長らくホテル住まいで、1ヶ月だから本当に長らくと言う印象なのだけど、今朝ようやく段取りを終えて新居に入居できた。最後までオーナーが印を押すとか押さないとか、入居当日まで家に本当に住めるのかわからないことは、ひどくストレスフルだった。日本では味わえない、異国の地の商習慣にゲンナリした。

物件の最終確認やらで一時間近くのやり取りを経てようやく新居でひとりになったときの安堵感。
長く住んでいたわけでもないのに、落ち着きを得られること、家を決めるということはこういうものなのかもしれない。
1ヶ月も同じホテルに泊まったことはなかったが、ホテルは最後まで他人の部屋でしかなかった。

ここよりももっとアクセスのいい物件はあった。けど、生活のイメージを一番感じたのはここだった。
コンドミニアムの敷地内にジムもプールもフットサルコートもある。カラオケやシアタールームまである。普通に買うと2億円するそうだ(そもそもシンガポールは不動産が異常に高いのだからだけど)
これまで住んできた家とは程遠い。けど言いえぬ落ち着きがあった。

昨晩、買い物から戻ってきた夜10時、遊具施設の芝生の山から子供たちがキャハハハといいながらゴロゴロ転がってきた。子供たちの笑顔を見て、僕も思わず顔がにやけた。最後まで迷ったけれど、ここにして良かったと思った。

interlace

さて、新居にひとり。部屋はがらんどうだ。
生活をイチから作っていこうと、コンドミニアムから出ているシャトルバスに乗って、走ること10分VIVOCITYというショッピングモールに行った。セントーサ島の入り口になっている新しい施設だ。

朝から水を飲んでいないことに気づいたのでスーパーを覗いてみる。大きい!奥まで見渡せないくらいだ。たぶんシンガポール1の大きさではないだろうか。これまで通っていたスーパーの5倍くらいは広い。

ここならと思い、探したら、やっぱりあった、自転車!
こっちの人は交通機関が安いからか、ただ暑いだけだからなのかわからないが自転車にほとんど乗らないらしい。でもせっかく自然がいっぱいのとこに住むのだから、と自転車は買おう、とお手頃な価格のものをいくつか試し乗り。同じ自転車をローカル版AMAZONのLAZADAを見ると、30ドルくらいネットのが安かった。日本とやってることは同じだな、とひとりごち笑う。そらそうだ、これは旅ではなくて生活だもの。

ベスト電器が入っていたので、携帯見たり、炊飯器見たり。プロモーションされているティファールの炊飯器を見ていたら陽気なオバチャン、ジェニファーが、これまじおすすめと言ってくる。半額近くになっていて、フライパンがサービスでついてきて、しかもジェニファーから買うとティファールの電気ケトルをつけてくれると言う。彼女曰く「Only me. Secret」だそうだ。

もう1軒の電気屋でも確認して、やはりジェニファーから買うのが良さそうと思ったので、戻り購入の意思を伝える。ジェニファーは数分前にも別のお客さんの成約を勝ち取っていたので、今日はホクホクだろう。彼女のボーナスなどに貢献するといいのだが。

スーパーで包丁などのキッチン用品や野菜や肉を買ったりしていたら大荷物になってしまったので一旦家に戻る。気づいたら夜の8時をまわっている。荷物をおいて、もう一度外へ。そういえばまだ布団すらないのだ。歩いて10分の所にあるIKEAへ。ベッドやマットレスは配送に最短で3,4日しかも時間指定不可で、午前10時~午後2時しか配送できないという。休日に受け取るしかなさそうと、しばらくはマットレスの上に敷く布団?みたいなものだけで寝ることを決める。

supermarket

大きな布団を背負って家に戻る。もう夜の11時だ。今日は忙しい日だった。買ったものを並べたら楽しくなってきた。

全く切れない包丁で料理。にんじんをみじん切りにしようと思ったがこの包丁では1日かかりそうだ。急遽ざく切りに変更し、ティファールの炊飯器でご飯を炊く。しまったジャスミンライスをジャパニーズライスモードで炊いてしまった。出来上がりが心配だったがまあまあいける。友達たちから餞別にもらった味噌汁がうますぎて泣けてきてしまった。

シンハーを開け、ひとり引っ越し祝い。
手探りだけど、こうしてひとつずつ生活を取り戻していくのだ。

1day

オデッセイ(リドリー・スコット、原題『The Martian』)

Facebookとかでは、報告してましたが、2週間前からシンガポールに転勤になりました。
土日がいい感じに暇なので、1年近くぶりにブログを書こうと思い立ちました。皆様お元気でしょうか。

僕はすっかり元の生活取り戻してきたというか、つまりシンガポール来て2週間とかで、すでに4本映画を映画館で見ているということなのだけど、こっちは1本1,100円とかで観れて、映画前にあたふたして、チケットショップ探さなくてもよくてとても嬉しい。しかも平日だと更に安くて、一回仕事終わりに行ったら700円とかで見れて、すげー最高と思った。365日毎日見ても30万円いかない!

唯一にして最大の問題はもう言語だけで、英語やっぱ相当厳しいというか、特に映画で使われるウィットに富んだ発言?観客からドヨドヨと笑いが起こるようなシーンは特に難しく、僕以外みんなそっち側なのね、というあれほどさびしいものはないっす。
ただ、我ながら映画好きってすごいなーと思うんだけど、もう言語50%くらいしかわからなくても、スクリーンで俳優が動いてるだけで、めちゃくちゃ感動できちゃうし、話もほぼ経験則的に掴めてしまうという謎の見方を楽しんでます。

あととてもいいのが日本公開未定のやつとかが、ほぼ全米公開と同時で見れるのがとてもいい。

たとえば観たやつは
『The Intern』(マイ・インターン)
『Burnt』(10/30全米公開、日本公開未定)
『Miss You Already』(11/6全米公開、日本公開未定)

とかなんだけど、『Burnt』とかブラッドリー・クーパーがぶち切れシェフ演じるの再生物語とかで超泣いたし、
『Miss You Already』とかドリュー・バリモア!!とトニ・コレットの女友情物語とかでとかもう超泣いた。ドリューバリモアの出る映画はほんとはずれないっすね。

mya

さてそんな感じで今日は何しようかなーとFacebook眺めてたら、
友人が『火星の人』という小説読んでて超面白い映画楽しみというようなことが書かれていて、『オデッセイ』という映画のリンクが貼られていて、ほうほうと思って、一瞬ではいま劇場でやってる『The Martin』と一致しなかったのだけど、マット・デイモンのジャケ見ておおこれかとなったのだけど、監督リドリー・スコットとあって、一気に興ざめというか、リドリー・スコットが面白い映画なんて撮れるわけないと思っているところはあったのだけど、僕はその友人のリコメンドを絶大に信頼しているので、チケットをポチっとして、ドービーゴートという駅にある映画館へ向かう。

odessey

全然話知らなかったのだけど、どうやらデイモンは火星探索のクルーの一人で、冒頭からいきなり事故っちゃって火星にひとりで置いてかれちゃって、またかよwwwと突っ込まざるをえない。確かインターステラーでも彼は火星かどこかにひとりで置いてかれてた気がするので、二年連続二回目。

でもインターステラーのマットデイモンとは大違いで、火星での彼は驚くほどのポジティブさで、超勇気もらった。
超さびしがり屋の僕なんかからしたら、火星に一人置いてきぼりとかそれさすがに無理っすわ、心境お察ししますわという感じなのだけど、もう彼は映画全編にわたってポジティブ。
時間あるし、俺植物の知識あるし、農場を作るかと決意して宇宙で芋を育ててみたり、ひとり大音量でディスコミュージックかけて踊ってみたり、デイモンまじ最高だわとなる。

1440081444_The-Martian-600x335

なんかいわゆるSF映画の定型文というか、パニック映画みたいなのはわりと普通だと思ってて、パニック、助かった、でまたパニック、助かった・・・ハッピーエンドというのが140分くらい続くのがいわゆるよくあるSFのあれとは大違いで、デイモンがポジティブに頑張る姿に超共感しまくるという感じですごく良かったです。

こっちの映画は一応中国語の字幕があることが多いんだけど、マット・デイモンが火星をロケットで飛立つぞというときに、「火星、再見」と字幕が出てきた瞬間の僕の号泣ぷりったらなかった。1年半も火星ひとりぼっちで再見なんて言えないよなーふつう、超強いわデイモン。ありがとうまじで、俺も頑張るよ、と強く決心した。

ポジティブに生きてると周りも変えられるんじゃないかというか、
彼ひとりのためだけに食料輸送のロケット飛ばそうとNASA全員で頑張ってみたり、まだ宇宙漂ってる元のクルーたちが彼を助けるためにもう2年間宇宙航行長くなるけどどうする、みたいな決断のときに、全員が即決でYesと言っちゃうとことか、そのあと即決したクルーに何勝手にやってんのと怒りつつしょうがないねという雰囲気出しちゃうクルーの奥さんとか、もう大好きですこの映画。
みんながこの映画観たらもっと世の中幸せになれんじゃないのと強く思うので、是非劇場に足を運んでみてください。

というわけで、『オデッセイ』は日本公開2016年2月13日です!ぜひ!
オデッセイ公式サイト